種の蒔き時

 

 紫陽花が色を濃くしてきた。

 このくらいの弱い、霧雨程度の雨がいいのだろう。

        

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 それは、昨夜から続いていて、家の外のすべてが濡れている。

 

 それでも、耕作放棄地の一部に残しておいた雑草を刈り取らなければならない。

   これ、実は、アブラナの種を蒔いたところなのだ。

   ヨモギタンポポエノコログサドクダミ、カヤツリグサ、オ匕シバ、

  セイタカアワダチソウ、ツル性のヤブガラシまで入っている。

   優しそうなハコベホトケノザにも負けて、芽を出すことがなかった。

        

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 雑草から顔を出して、夏にアブラナが咲くのを待っていた。

 年が明けてから蒔いたので遅いとは思っていたが、駄目だった。

  

     いよいよ諦めて、蒔いたところの草を刈った。

 

 近所の人に1升ほど貰ったが、寒くなってからだった。

 やはり、トラクターで耕してからでないと駄目か。

 秋の終わりまでには蒔いて、発芽状態で年を越さなければならなかっただろう。

 あの小さい黒い粒、鳥や風などの敵もあった ・・・。

 

 芽を出すことがなかったとすれば、この秋に芽を出すことがあるかもしれない。

 淡い期待を抱いている。