6月が誕生月で、付き合いの会社が、白磁の煎茶椀をくれた。
宇野千代の桜シリーズだったが、「桜の里」にしたとか。
飾っておく程のものではなさそうで、これで遊んでやろうと思った。
お茶を飲むのは当たり前 ・・・、酒を呑むには大きいか。
しずく彫りが、桜の模様になっている。
今時、桜もないが、さくら色にしてみた。 面白くはないか。
やっぱり、酒がいい。
このさくらに、酒を注いで呑んだ。旨い。
酒がまわったころ、梅雨空に、茅蜩が鳴いた。
かな、悲、哀、だ。