大雨は大臣らの頭に

 

 大雨が列島を舐め尽くすように降っている。

 人的被害も逃れようがなく、自然の畏れに為す術がないと知るだけだ。

 自分のところにだけは被害が起こらないようにと思う人を責められない。

 

         

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 大きな傘の下に暮らしている人には分からない。

 

 4度目の緊急事態宣言発令が出されるコロナ禍。

 

 西村コロナ大臣が、

   8日、酒類を提供する飲食店が休業要請に応じなければ、取引先の金融機関に

  店舗情報を提供して働きかけを行うと発表した。
   資金の貸主に圧力をかけたら、やむをえず言うことを聞くだろうという魂胆

  だったようだ。

 

 発言を撤回した後、

 

   菅首相9日午前、西村大臣の発言に法的根拠があるかについて記者団に問われ、  

  「どういう発言なのか承知していない」と回答した。

 

   加藤長官は、午後の会見で、西村大臣の当初の発言が個人的なものであること

  を否定し、新型コロナ感染症対策本部で作られた案であったことを証言した。

         

 

 この大臣ら、篠突く雨が自らの頭に降っているだろうを覚っていない。

 

         

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 安倍前首相は、3年3か月の民主党政権を「悪夢」と述べて批判し続けていた。

 

 しかし今や、国民は悪い夢を見ることが出来ない状況に追い込まれている。

 国民が、ささやかな幸せを感じながら暮らす時など来ない。