名を取って実を捨てる

 

 昨日降った雨が、深い霧になっている。

 このゴルフ場の友の会月例だというのに、さらなる試練を与えている。

 

         

          8:10  

 

       練習グリーンの人影が凝視しないと分からない。

       この人たち、7:30 スタート予定で、45分遅れて出て行ったようだ。

 

 私は来月のスタート予約のために、7時30分に来ていた。

 とても出られる状況ではなかった。

 

 私は、第1組が45分遅れで出たと聞いて、イートインの施設がある所へ朝食に出た。

 温めた弁当と味噌汁をゆっくりと食べた。10:27 のスタート予定 ・・・。

 例会はハーフコンペなので9はホールだから、慌てることはない。

 

     ただ、ショットはあまりいい状態ではないと思っていたから、なおさらに

    のんびりとやってやろうと考えていた。

     もう一つ心配があったが、出来るだけ意識の中に入れないようにしていた。

 

 

 私は、ゴルフカートに戻った。

 もう、平山、郡司さんが来ている。スタートが霧のため45分は遅れているのでゆっく

り出かけてくれるようSMSで知らせておいたが、クラブが乗っている。

 

 言い訳しながら挨拶をした。

 二人とも私の思惑を理解してくれていた。(宮本さんが休みで残念ではあった。)

 そして不安を払拭するように、7Iと56°wedgeを持って練習場に行った。

 

         

          15:35

 

 私たちも、45分遅れのスタート。時々強い北風、フォローのスタートだ。

 No.10 をパーで上がると、8ホール続いた。No.18 をボギー。 

 

 

 このコルフ場はパブリックで、客寄せのためにポイント制で年間累計上位者に割引権

を与えていて、私は11月まで暫定1位だった。

 それで最終成績は、(新)ペリアで集計されるから、1ボギーはあまりいいとは言えな

い状況になった。ましてコロナ以降、ハーフ9ホールでの運不運だったから。

 

     飛び賞に当たらず、参加賞だった。

     那須の有精卵 (与一の卵) の玉子かけ御飯となる。

 

 これで、終わらなかった。

 何と、二人は1時間遅れの IN をやるという。ハーフで止める組が少なくなかった。

     練習のためにという平山さん。

     那須コースの方が得意だという郡司さん。

 

 No.9、今日の通算No.18をホールアウトしたのは、16時半だった。

 6つ年上の二人に丁寧に、「お疲れ様でした。有り難うございました。」と挨拶した。 

 

                私は、91位/185人で、12月を残して差が詰まった。

      私にはもう一つ+α の心配(※)がありながらのホールアウトには意味があった。 

        余談 このコルフ場はパブリックだが、HDCP 競技のために、

          KGA と連携してHDCP を算定公示している。

 

 私は、そのためにコンペでのハンデに拘らずパーを取り続けた。

 「名を棄てて実を取る」とは逆に、強がって、「名を取った」ラウンドだった。