完熟の柿を食べる

 

 柿は、今年が当たり年で、まだ木に残っている。

 蜂屋柿は、剥かれて干し柿になっている。それでも取り切れずに天辺の方で、ヒヨド

リなど餌になっている。

 

           

          


      柿は、実がたくさんなる年と少ない年を交互に繰り返す。

      なり年・不なり年 とか、表年・裏年 という呼び方もある。

      隔年結実 かくねんけつじつ というらしい。

 

 そんな訳で、今年はたくさん剥いて吊した。

 もう渋が抜けただろうから、食べてもいいかもしれない。

 

 

 一方、私はこの頃、木に残っている蜂屋柿を鳥たちと競って食べるのが好きだ。

 完熟してジャムか、ゼリーのようになって甘い、噛むより舐める柿も好きだ。

   

    

木にぶら下がっているやつ  剥かれて吊されたやつ     完熟の甘いやつ

 

 木一杯になっている富有柿もあるのだが、こっちの方が美味いと思う。

 柔らかくなった干し柿をつまみ食いしたり、熟したのを啜るように食べたりしている

 

 すでに鳥たちのように敵はいないので、食べ過ぎに注意もしていた。

 過ぎると、胃の中で十分に消化されずに塊まり留まって胃石となって残りやすいと聞

いたことがあった。柿には胃酸と混ざると固まりやすい成分があるとか。

 

 

 一日1個なら適量、健康維持に役立つ、低カロリーおやつとしても優秀 ・・・。

   柿は100gあたり 63 kcal 糖質量 14.3g 。りんごやぶどうと同じくらい。

   柿の栄養と効果を表す文字が並んでいた。

     便秘対策に役立つ食物繊維   免疫機能にかかわるビタミンC

     老化対策に役立つβ-カロテン  ナトリウムを排出するカリウム

 

 

 柿は、体を冷やす果物に分類されている。余分な熱を取る作用がある。

 あちら水分が抜けた干し柿は、体を温める性質に変わっていてるらしい。

 

   鳥たちに食べられなかった柿は落ちる。

   落ちて土中の虫の餌になるか、肥料になるか。

   木々の実り、その恵みを享受しないのは、自然の摂理に反する。