大樹は西風に倒れそう

 

 夜7時、N が、今日のニュースを告げている。

 さすがにトップではないが、新しくもない。

 

   26日発売の「週刊新潮」が、岸田首相の長男・翔太郎首相秘書官が首相外遊中に

  倫敦や巴里を公用車で観光していたと報じたこと。

    休刊するという「週刊朝日」が言い出した、週刊誌の俗物的な視線から次第

  に「もっと大きなもの」が見えてしまう展開を迎えた。

 

                   

          


    N は、そこまでは言っていなかったが、(3日前のこと)

 

   一般論として、首相の行事に同席しない関係者が公務の必要上、官用車で

  視察や訪問を行うことはある。

   ― 確認を「避け」て、一般論とは。都合が悪いことは見て見ぬふりの

    ような姿勢が出てしまった。ドラ息子のおかげでここでも“もっと大き

    なもの”が見えてしまったのだ。

            木原官房副長官 初めから確認・説明すれば ・・・。

 

 

 まだ、くだらないドラマの方がましだ。

                    

          


    2019年4月スタート、21年9月には映画化もされた。

   昨22年10月に放送が打ち切られたらしい。

   これは、高齢の視聴者が多く、視聴者層の若返りに負けたとか。

 

 私も、その一人に数えられる者だ。

 昨夜の映像が浮かぶ。          

          

           日本 こころの歌

 

     面かげを 抱きしめ       狂おしの いく夜ごと
     どうせ帰らぬ 人と知れど    女ごころは 命も夢も
     ああ せつなくも せつなくも         
     君を忘れじの ブルースよ        忘れじのブルース昭28 淡谷のり子

 

 見逃し番組の一部が、そこらにあった。

 

 なぜか、「時代」にいってしまう。

 何度も繰り返し聞いて、今夜は眠れそうだ。

 

     今は こんなに悲しくて   涙もかれ果てて

     もう二度と笑顔には    なれそうも ないけど

 

     そんな時代もあったねと  いつか話せる日がくるわ

     あんな時代もあったねと  きっと笑って話せるわ

 

       まわる まわるよ       時代はまわる

        喜び悲しみくり返し      今日は別れた 恋人たちも

        生まれ変わって        めぐりあうよ