2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

読書のめじるし栞

本を読む。 読めない漢字に出合う。どこまで読んだか、どういう言い方がよかったか、人物がどう変わったか、などという箇所に付箋を挟む。 しおり(栞)だ。 栞は枝折しおりで、山で枝を折って道標にしたというのがもともとらしい。 西行に、この「枝折」を詠…

りんごと『牛女』

私の住んでいる所は「りんご」の産地ではないが、車で5分も行けば、赤くたわわに実る風景がある。 いよいよ盛りで、わざわざ行かなくても、道路を通れば目に入る光景なのだ。 りんごの産地は、東北地方に長野県が加わったあたりだろうか。 いずれも、比較的…

残夢として

夜寝るとき、もうそんな夢はみないぞと思うことがある。 怖いものに追いかけられたり、大事なことに失敗したりする夢で目が覚めた経験からだろうか。 ドラえもんも ・・・ 「眠ってからみる」夢と、「追い続ける」夢は、表裏一体だろう。 大なり小なり何かを成…

疲れたら休めばいいと

一日の終わりに。 意味の分からない疲労感に、どっぷりと浸かっている自らに問う。 「どうした、眠気も来ないのか。」 「 疲れた人は、暫し路傍の草に腰を下ろして、道行く人を 眺めるがよい。人は決してそう遠くへは行くまい。」 (ツルゲーネフ)というのが…

お茶の花満開から

気温が下がってくると、道を選ぶようになる。 ひなたをたどると、ほのかに甘い香りが漂ってくる。 お茶の花だ。木一杯に、溢れんばかりに咲いている。 いや、そこにお茶の花が満開だと知って、足が、鼻が、頭が・・・勝手に感じている。 その道から戻って、「茶…

東京木枯らし宇都宮初霜

昨25日、東京で冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が観測された。 発達中の低気圧の影響で、気圧配置が西高東低の冬型となっていた。 札幌と稚内では、初雪を観測している。 街角の落ち葉もまき上げられるほどの強さ。 たまたま神宮球場にいた。外野への飛…

東京六大学野球始球式川崎彩乃

あこがれのマウンドに立った。 慶応大初の女子部員・川崎彩乃投手が、神宮球場に初登板した。 24日 慶応 川崎 内角低めに渾身の直球を投げ込み、観衆を沸かせた。 今年は連盟90周年を記念し、毎週1回戦第1試合の前に各校OBが始球式を務めてきた。そ…

教職員の削減

教職員を減らす。 新聞各紙に見る。 財務省案で、文部科学省に、同意を求める方向。 全国の公立小中学校の教職員定数を、2024年度までの 9年間に原則として約3万7千人削減。 いじめ問題などに対応して政策的に上乗せしている人員枠も例外 扱いしない…

益子のコスモスを見てきた

陶芸の街に、コスモスを見てきた。 ほかのコスモス畑と変わらないだろう言われれば、その通り。 〈 違うはずだった。予定は・・・・・つもりだった。〉 約13ヘクタール(100m四方の休耕田の13個分)は、広い。 桜色の鮮やかなコスモスは可憐だが、こんなにたく…

support for my run

小さな山を10日後、1日に設定してしまったので、もう逃げられない状況が出来上がっていた。 何があっても、走らなければならなかった。 だから、走った。走った。 旧黒羽町御亭山(こてやさん)。山頂は、512.9m。 北側からは、山頂下まで約2㎞。高低差約…

ヒイラギの芳香

澄んで、少し冷えた空気に、朝日を浴びてヒイラギが開き続け、白い点々が増えている。 そして、いい香りを放って、近くを通る人を振り返らせている。ちょうど、キンモクセイのようなのだが ・・・。 この芳香が、魅力の一つだ。 そして、葉に特徴がある。およ…

違法マンションが札束を隠す

10月も半ばを過ぎ、そろそろマイナンバーの「通知カード」が郵送されるころか。 その制度の導入に向けた厚生労働省のシステム設計 などの業務を巡る汚職事件で厚生労働省情報政策担当 参事官室の室長補佐が逮捕された。 制度の導入に向けた医療分野のシス…

神宮へはグリーン車で

東京六大学野球の観戦には、宝積寺から東海道線直通のグリーン車で行くことが多い。 宇都宮線部分が各駅停車なので、2時間近くはかかるが ・・・。自宅から駅までの時間と合わせて、神宮球場に入るまでに3時間半を要してしまう。少々長く感じる。 この時間を…

東京六大学野球観戦

明治ー慶応の第2戦を観てきた。 初戦に続く投手戦に緊張感があった。 秋のリーグ戦も後半、優勝争いの明慶。 両校ともベンチ入りの全選手を繰り出して、勝利を勝ち取ろうと必死の闘い。 明治は6回、好投の上原に出した代打東原の初球本塁打から勝利を呼び込…

幸せにつながらない黄色

上りの湘南新宿ラインも埼玉に入るころには、耕地とともに荒れた土地の広がりが視界に飛び込んでくる。 こんなに東京に近い所でも、住民の減少化や高齢化が進む証だ。 黄色、セイタカアワダチソウ。 花粉症の原因だとして駆除されてきたが、帰化植物の生命力…

小説の中の地名から

『砂売りが通る』をヒントに、『雪沼とその周辺』を読み始めた。 以前「砂を売るとは、何を喩えているのか。」、「砂を売る仕事があるのか」などと思った。(仏語で、眠くなること。) その短編を収録するのが『熊の敷石』(01年芥川賞受賞)で、「熊の形にした…

敵は帰化植物

雑草との闘いも、ハコベ・エノコログサ・イヌビエ・スズメカタビラなどの一年生なら、かわいいものだ。 ところが、長い間耕作を放棄している土地には、多年生のものが入り込む。アメリカセンダングサ、セイタカアワダチソウなどだ。 今奴らにとっては、結実…

百舌鳥の高鳴きへ

アメジストセージの横、少し低いところにはシュウカイドウがある。 シュウカイドウ(秋海棠)は、花が終わると、羽のような3枚の楕円形の実を付ける。 日の出の頃からにぎやかにさえずっていたモズ(百舌鳥)が、近くの植栽に来て鳴いている。 「キィーキィーキ…

サルビアレウカンサ

朝からこんな秋晴れの日には、サルビアレウカンサが自らの紫を空に映すように花穂を伸ばし広げている。 だから、これまでのアメジストセージから、いつもと違うサルビアレウカンサと呼びたくなるのだ。 気温が下がるこの頃になると、紫のビロードのような光…

ついて行けない顔文字

パソコン、スマートフォン等の普及で、メールなどによって用件や意思の伝達がスムーズに短時間に行われるようになっている。 伝えようとする内容をキーボードで打つとき、いつも、これでいいのかどうか疑いながらやっている。 その50字、70字で意図が通じて…

45年前のトレーニング場所へ

仕事におけるストレスと活動量から離れて、ゴルフにおいてもランニングにおいても、そのパフォーマンスをより向上させるには、どれだけのトレーニングが必要なのか分からない。 4日前のランニングの疲労と筋肉痛は残20%程度だっただろうか、迷いを振り切る…

梨-有りの実と呼びたい

気温にも、北側の山の姿にも、秋の深まりが感じられる。 少し前に届いていた梨が、仏間で完熟してしまっている。 豊水 大田原産 那須野産の豊水を「めぐ実ちゃん」と呼んでいる。 糖度13度以上の濃厚な甘さの自信作だからこそだ。 完熟した梨の香りは、甘…

ビール飲まずにいられない

ほとんど毎日ビール(発泡酒も含む。)も飲んでいる。 もう既に、科学的なデータによる一生において飲むアルコール量(体重と同量だったか。)を越えているような気がする。 そんな心配に対する気休めを、「Yahoo health」が言っている。 ビールを飲んで、1時間…

生い立ちがつくる母

アケビを食べてから、なお秋を感じよう・見よう、秋を食べようなどと思っている。 それで、ある光景が思い浮かんだのだが、具体的に何かというと、なかなか思い出せない。行き着かない。 その横道で出合ったのが、水上勉の「アケビ」。 母はじんべのような薄…

見てしまった『天使の恋』

最近、Yahoo! HPの GYAO! で映画を見ることがある。 ちょっと前のものらしいが、自分で文字を読まないでも映像にしてくれるから、どんどん先に進む。 著者の想いや心積もりよりも、DIRECTORの仕掛けの方が優先して私たちに届くのか。 『天使の恋』 ケータイ…

アケビを食べる

咲き終わった草花や伸びすぎた庭木の枝を適当に剪定してやるのが、この時期に、どうしてもやらなければならないことだ。 隣の家の敷地との境で、セイタカアワダチソウが、見つからないようにと息を凝らしている。 生垣では、ヤブガラシ、ヤブマメなどが触手…

最終戦負け阪神

優勝なし・2位なし になった阪神が最終戦で、広島とCS進出をかけて闘いことになっていた。 結果は、藤波が最も大事になってしまった試合で打たれ、黒田に完封(8回1/3)負けを喫した。 悔しさが滲んだような表情があるかと思ったら ・・・ 、そんなものは、ど…

気分の晴れないゴルフ

日曜日毎のゴルフも、やっと普通のことになってきた。 そして今日も、申し分ない天気に恵まれた。 しかしまだ、どこか意欲が高まってはこない。 だから、練習はしない。 スコアにはこだわるが、調子が悪いときに、何とか par に収めようなどという気持ちが弱…

山色付き始め

那須高原、板室でぶどう、しかもシャインマスカットを作っていると聞いたので、すぐに出掛けた。 那須岳北側の姥が平では、紅葉が進んでいるというニュースを聞いていたが、まだ那須横断道路からは那須連峰南端黒尾谷岳(くろおやだけ:1598m)の紅葉は山頂の方…

一汁一菜

朝食の献立は、御飯、味噌汁(白菜・豆腐・しめじ)、(大根下ろしの中の)卵焼きだけ …。 どうだろう、この ごはん 、こしひかり。 届かないだろうか。この白さ、つや。食べたときの心地よい舌触り、粘り。噛むと感じるかすかな甘み、際だつ香り …。 おかずも、…