上りの湘南新宿ラインも埼玉に入るころには、耕地とともに荒れた土地の広がりが視界に飛び込んでくる。
こんなに東京に近い所でも、住民の減少化や高齢化が進む証だ。
黄色、セイタカアワダチソウ。
花粉症の原因だとして駆除されてきたが、帰化植物の生命力にはかなわない。荒れ地の代名詞の感は、免れないだろう。
さらに、この地域に住む人たちの間で、ハーブやお茶、入浴剤に使っているという記事に出合って驚く。自然療法でアトピーなどの皮膚の治療に使われている、というのには目を疑った。(あるweb site)
「黄色は、幸せに続く色。」と、春先から黄色の花を
可愛がったり、験を担ぐときに黄色を選んだりしてきた。
しかし、この黄色の蔓延りには、頷けない。
私の暮らす関東の端っこで、この黄色が蔓延っているのは当たり前だとも思える。
自分の生活空間から全滅させることは不可能だが、出来るだけ遠ざけるように悪戦苦闘している。
セイタカアワダチソウの薬効を信じる人、愛好する人が、私の周りにもいたらいいのに。
私には、幸せにはつながらない黄色だ。