心の小春日和

 

 その寒さは、間違いなく次の朝を襲った。

 数字は変わらなかったが、いつもより30分はゆっくり起きても許される環境が助けて

くれた。ゴルフに出かけるのだが、その怠け心は、まだまだ間に合う ・・・。

 

 かくして、芝の上を歩く。

 6℃のスタート。井○○さん、峯○さん、阿○さんも、納得する。

 2、3ホール行くと、暖かくて厚手のウィンドブレーカーを脱ぐ。

 

 10℃を超えたのは、10時過ぎだったろう。

 体感はもっと暖かく、皆よく振れたがスコアには反映されなかった。       

 

 

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 身体も心も解放された5時間だった。

 

 私は、コロナを気になしながら烏の行水で、帰途につく。

 いや、弟との束の間の気休めが互いのエネルギーを補充した。

 

 与一の郷に向かう道の山茶花の散華さんげには、足を止めさせられた。

       

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 わずかに西陽が差している。

 通りがかりを惹き付けるのは何故だろう。

 散華に他ならない ・・・。

 

    この空間を楽しんだ。

 

 弟は、 暮れて仕事をが引けてからやって来た。

 今日の満月と同じだ。

        

        f:id:komut:20201130231854j:plain 今夜満月

 

 弟は、走るという。

 私は、急いで帰って呑むだけだ。