三寒に向かった今日は、西風が吹き荒れた。
こういう言葉はない。三寒四温の前半をそう呼んでみた。
身体が日干しになるかもしれないほど風に水分を吸い取られた。
骨と皮にされてしまった。
そして、今日は穏やかに暮れている。
明日の朝は、三日目の寒で、底になるらしい。
私の不要普及の外出は、この時間帯に拙宅に納まる。
だから雲の有る無しを除けば、日没の風景は同様のシルエットを繰り返している。
TVは、中村主水の必殺仕事人シリーズ。
1982、3年のリバイバルだ。
勧善懲悪の筋書き通りの時代劇を好む年寄りの仕業と笑われるだろう。
そんなものを観るために、夕陽が沈む前に帰宅している。
今総てにおいて技術革新が進化・拡大して、彼らのような立場は存在出来ない。
好ましくないことが蔓延しているが、自らの利害・損得を超えた正直に依って清浄化
される道しかないのか。