聴く短編小説


 予定より3分遅れの8時8分にラジオを付けた。

 息子の車椅子を押す、リストラに遭った四十歳代の男 …。
    そんな不遇な男が、そこにもいるのか ー 。

 語りが、森田美由紀さんだ。      イメージ 1
   だから、我が身に沁みてくるのか。


        「青いエグジット」
            (『約束』石田衣良)