電車の中で、周囲と少し違った表情の人たちに出合う。
差別しているわけではない。
話しているのは、どうも中国語らしい。
私には、日本における彼らの印象が悪い。
集団で勝手気ままに振る舞い、公共の場で大きな声で騒ぎ立てる。
きっと、マスコミが、そんな場面ばかりを取り上げて報道するからだろう。決して非難ばかりではないだろうが …。
漢字を初め、今でも彼らの文化がたくさん入ってくる。
しかし、積極的に採り入れるのを避けたいと思うように
なってしまっている。私だけだろうか。
あの国の長い歴史に培われたものである筈だ。
温故知新や他山の石など、私たちの暮らしや生き方に示唆を与える「故事成語」にも、度々出合う。
暗闇というだけで疑い、鬼がいるかのように見えるとの
たとえである「疑心暗鬼 ぎしんあんき」であることを、ただ
願っている。