七夕の日



 梅雨の晴れ間の午後は、冷房のきいた図書館で過ごすのが一番。

 幼稚園児の七夕飾りが、私を迎えた。


   イメージ 1 那須烏山市那須図書館


 余談に使えそうだ。


 建礼門院右京大夫集の最後に集めてある七夕の和歌を思い出す。

  さまざまに 思ひやりつつ よそながら 眺めかねぬる 星合の空

   〈 あなた(資盛)と過ごしてきた、いろいろなことを思い起こ
     していますと、遠く離れて七夕の空を眺めていますが、涙
     がこみ上げてきて、二つの星が出会うという空をじっと見
     上げていることが出来ません。〉

    
 残念ながら、夕方になって雲が出てきてしまった。照明灯のグラウン
ドから帰るころには、雨も降り出した。
 
 まだ、「眺め」=長雨の時季で、旧暦で星合の空を見ることにしよう。
   
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            同図書館に掲示してあった案内
            七夕の話は?