長い距離になると一人で走るのは、なかなか難しいからいい機会だと参加した。ただ、参加者は50人程度で、コース全部を走る人は半分くらいだったので、ほとんど一人旅になってしまった。
美原の陸上競技場の外のウォーキングコースのスタートだったが、距離を本番に合わせてくれていた。
スタート直後の混雑がないために、加治屋通りからライスラインに出る5.2㎞まで5′30″を切っていて、速すぎると思った。
第1関門のJA親園倉庫(12.7㎞)まで、さらにハイペースで走ってしまった。貯金が約3分。
第2関門佐良土のJAライスセンター(23.7㎞)まで、小さなupdownはありながら40mは下るから、後半の上りに余裕を持って走れるようにと考えてしまった。
そうしているうちに、蛭田の折返しを見逃し、結果的に500先まで走っていた。コースに戻ったとき、7,8人が前方に見えた。
ああ、これで自分が最後尾になった、と分かった。
第2関門を30秒前に通過。
ビリになったショックで、
足が前に進まない。
試練はそんなものだけではなかった。
心の準備はしていたつもりだったが、ここから第3関門の道の駅与一の郷まで、9.7㎞を約60m上ると思うと、直ぐ止めたかった。
さらに、北に向かう一人旅に、4~8m(帰宅後の確認)の北北西の風
が、厳しく私の走る意欲を、既に最下位のところまで打ち下ろした。
第3関門の1.5㎞の手前の32㎞で止めた。
26㎞から6分台/㎞、6,6,7,7,7,9分台になって
いった。既に、ゼッケンを外さなければならない時間に
なっていた。屈辱以外の何物でもない。
疲れただろうと、慰労の酒を乗せた「弟の救窮車」に拾って貰った。
あと一か月で、どれだけ改善できるだろう。