謝罪で虚偽答弁消えるか


 いわゆる「森友学園問題」は、

    国有地が、8億円も、なぜ値引きされて取引されたのか。
    一連の経緯に、政治家の関与(忖度)が、なかったかどうか。
 
                        という点だった。

 ここ一両日の話題は、学園理事長籠池氏と稲田防衛大臣との関係だ。
 一昨日の参院予算委員会で、学園との関係を問われた稲田氏、

    学園がおこした民事訴訟で、原告側代理人弁護士イメージ 1
   として出廷したことはないと答弁。
                        
    その後、大阪地裁で出廷の記録が発見の報道。

 昨日14日の予算委員会で、
 
    籠池氏の法律相談を受けたり裁判を担当したりしたことがな
   い、との事実に反した答弁を前日にした理由を  問われ、

    両手に握りしめた答弁書に目を落としながら答えた。

    「委員会の場で突然、質問があったので、私の全くの記憶に、   
   基づき答弁をしたものです。」と。(朝日デジ)

    ―民進党舟山康江氏の
     「『突然』ではない。前にも同様の質問が出て、『法律相談
     を受けたことはない』を虚偽答弁だと認めるか。」と迫った。

    しかし、「私の記憶では・・・」と 故意の嘘ではなかったと強調。


 いよいよ、午後の本会議では、

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   「夫の代わりに出廷したことを確認できたので訂正し、
   おわびする」と、それまでの答弁を撤回、謝罪した。
   「記憶にもとづいて自信をもって答弁していた」と述べ、
  記憶違いだったと強調。籠池氏との顧問契約について否定し
  ていたが、これも真っ赤なウソ。引責辞任は、否定した。

 首相は、「しっかりと説明責任を果たし、今後とも誠実に職務に当
たってもらいたい」と述べ、辞任の必要はないとした。

 これらの答弁は、国会の歴史として、しっかりと残った。