生き返るポトス


 5日ぶりに秋雨前線から逃れて、清々しく晴れた。
 ツクツクボウシが、行く時を惜しんで忙しく鳴いている。

 廊下の隅に追いやられていたポトスが茎を伸ばし、今日の気温なら自
分がいいだろうと、存在感を主張している。


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 30℃直前まで上がったから、日光浴をさせてやった。
 いや、太陽が低くなって、日差しが当たるから引っ込めた。

 言葉の響きに喜んだりはしゃいだりする子どものように、私は「ポト
ス」に「ポトフ」を思った。
 そうだ、最後の夏野菜のカレーにしよう。何がそんなんだか。


  
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 いきなり、「トポス」という言葉が浮かんだ。
 
 昔むかし、その昔に、哲学を学ぶらしき環境にあったころのことか。

   ギリシア語で〈場所〉を意味し,アリストテレスや古代修辞学
  では,議論に関係した事柄や話題を発見すべき場所(論点・観点)
  を表した語。(世界大百科事典 第2版)
   実は、われわれにとって切実になってきたものとして,〈存在
  根拠としての場所〉・・・ とか。(同)


 もう一度、学ぶ機会を得た。
 まだまだ、よく学びよく遊べだ。