春分の日。
1週間くらい前から妙に気になって墓参りをした。
弟親子が来てくれて、一人寂しくならずによかった。
今年に限って、何だか母に急かされているようで、気持ちだけは早めに覚悟していた。
そこに、弟が予定を聞いてきたので、事情を告げて実現した。
自分が墓に近づいたのか、などと冗談を言ったが、今の暮らし方を母に評価してもらう(される)ために、そうしようと思っていたのだ。
弟たちが帰るとすぐ雪になった。
この日の雪は3年ぶりだという。
17日に桜が開花したところに雪が降ったところもある。
私は墓参りを終えて、雪でも午後から穏やかに過ごすことができた。
母も頷いてくれただろう。来たるべき春に歩を強く進められる。