今風「宇治拾遺」か


 ラジオで、高橋源一郎明治学院教授(専門不明)が、町田康の『宇治拾遺物語』を紹介していた。
 2,3分程度本文を読んだだろうか。
 
 「藤大納言が女に屁をこかれた」一節。

  ある夜、大納言が美しい女性に迫り、抱き寄せようとしたした
 ところ、突然放屁され、ショックのあまり出家を決意。
  「マジ、出家しよ」と。― 続く。


イメージ 1  高橋氏は、これをべた誉めるだった。

  『宇治拾遺物語うじしゅういものがたりは、13世
 紀半ば頃の成立で、中世日本の説話物語集。『今
 昔物語』と並んで説話文学の傑作とされている。

  こんなかたちで、流行言葉や若者言葉を使った
 (現代)語訳には、どうも頷けない。
 

    『源氏物語』なども、イラストや動画で解釈するものもあったが、
 どうも …。