2020のボランティア募集


 2年後の東京五輪・パラ大会を支えるボランティアの募集を開始したという。組織委員会と東京都。

 インターネットなどで12月上旬まで応募を受け付け、11万人確保を目指すと。大会8万人(都市3万)-18歳以上-1日8時間(5)10日(5)程度


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 「東京五輪学生ボランティア応援団」という個人サイトが注目されている。作成したのは早稲田大学の学生だ。

 東京五輪・パラ大会の「ボランティア活動」の素晴らしさについて語っているような印象だが、最後まで読み進めると、実は「東京五輪ボランティアへの『皮肉』」であることがわかる。
 

  過去の五輪でもボランティアに対して金銭的な対価はなかったが、
 報酬が金銭で支払われるべきだ、と言っているようだ。
  交通費や宿泊費程度は最低でも負担すべきと思いますし、語学やテ
 クノロジーのスキルにはそれ相応の対価が支払われるべきだと。

  経済的に余裕などなくアルバイトを強いられている学生に、ボラン
 ティアによって得られるものは、予想される猛暑の中、10日間にわ
 たって無報酬で働くことに見合うのか、という判断をするだろう。
  直近ジャカルタアジア大会では、ボランティアに30万ルピア
 (約2300円)の日当が支給されたらしい。


 日本ではボランティアは「無償」というのが当たり前だった。その活
躍に期待もされているだろう。
 大会予算総額1兆3500億円の中で考えてやればいいのでは。
 「経済効果」を第一にしているように見える。