心配の6時間


 稀勢の里が、3敗目を喫した。
 

      イメージ 1


 横綱といえども、不調から抜け出したばかり。
 「勝てるかもしれない。」と、ありったけを出す平幕力士。

 ― こういう勢いにはかなわない。押し出されるのではなく倒される。

 横綱の「やられるかもしれない。」は、もう負けへの導火線。


    同じ体格の、道具を使わない競技では、
   この心の持ち方が勝敗を決めるのではないだろうか。


 負けが決まった午後6時前から6時間、「引退」があるのではないかとドキドキしていた。

     舞の海さんの解説に、負けて花道を下がる稀勢の里が小さく頷いたのは、
    今日の相撲の負けとこれまでの相撲人生を納得するものだったか、とあったから。
 
 今日のうちはなかった。
 折角の和製横綱だ ・・・。