稀勢の里が、3敗目を喫した。
横綱といえども、不調から抜け出したばかり。
「勝てるかもしれない。」と、ありったけを出す平幕力士。
― こういう勢いにはかなわない。押し出されるのではなく倒される。
横綱の「やられるかもしれない。」は、もう負けへの導火線。
同じ体格の、道具を使わない競技では、
この心の持ち方が勝敗を決めるのではないだろうか。
負けが決まった午後6時前から6時間、「引退」があるのではないかとドキドキしていた。
今日の相撲の負けとこれまでの相撲人生を納得するものだったか、とあったから。
今日のうちはなかった。
折角の和製横綱だ ・・・。