長崎から


 長崎も74回目の原爆の日

 平和祈念式典での田上富久市長は平和宣言では、核兵器を巡る世界情勢を「危険な状況」と指摘した。
 そして、日本政府に対して「唯一の戦争被爆国の責任として一刻も早く核兵器禁止条約に署名、批准してほしい。」と求めた。



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 被爆者による平和への誓いが述べられた。山脇佳朗さん。
 11歳の時、被爆地から2.2キロの自宅で被爆した際の体験を紹介した。
 
   山脇さんは生き延びたが、被爆地から500メートルの工場で勤務していた
  父が爆死。父の遺体を探し、兄弟と一緒に自分たちで火葬した体験を語った。
   「焼けていく父の遺体を、見るに耐えられらず、燃え上がる炎を見ながら、
  その場を離れた。


   令和最初の式典に出席したのは被爆者や遺族、66カ国の代表ら。参列者は
  原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。
   新たに3402人が奉安され、長崎原爆の死没者は計18万2601人になった。


 安倍首相の挨拶、「核兵器禁止条約に署名・批准」にならない。

   核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り
  強く促し、国際社会の取り組みを主導していく …   止まった。
 
 
 長く信頼を得ていると自負する政権にあって、国民の意思を裏切る行為だ。
 私のように最初からよしとしていない側にあっても、理屈に合わない。