縁側のガラス戸を開けると、甘い花の香りが漂ってくる。 30mは離れているだろうか、あるかなしかの南風に乗っている。 エゴノキだ。 小枝の先端に房状の白い花を来いっぱいにつけているから、遠目にもすぐに見つけることが出来る。 芳香は、かつて石鹸の木と…
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