私は今朝あるところで、足下が滑るから注意して下さいね言われた。
顔見知りの人で、防水シートのようなところを水吹きしたから、滑るかもしれないと
いうことだった。
私は、ありがとうという意味を込めて、家にも受験生がいないから転んでも、あなた
に見られるだけだよと笑った。 ― それは通じたようだった。
当の本人たちに聞かれたら、怒られるだろう。
失言かもしれないが、あなたたちのがんばりを気にかけていると勘弁して欲しい。
今まさに入試の時期だから、伝える人もいないが気にかけている。
決して甘くはない。
大いに苦しんで欲しい。頑張って貰いたい。
そんなとき、地元の大学が大学独自の入学試験を実施せずに、大学入試共通テストの
結果だけで合格者を判定すると言い出した。(別提出有り。)追随も出ている。
コロナ禍とはいえ、頷けない。
特別な年ではあろうが、外野席の私にも納得がいかない。
1969年、東大では入試が中止となった。
60年代後半、学生運動がもっとも盛んだったころ、東大では医学部学生処分に
端を発した東大闘争が激化し、収拾のメドが立たなかった。60年安保。
69年1月18、19日、安田講堂で東大全共闘と機動隊が激しく衝突し、多くの学
生が逮捕された。当時の文部相が入試ができる状況ではないと判断したのだ。
私は小学生だから、受験生になった頃、あの放水のシーンを映像で見た。
現実問題として、地方では児童生徒の減少が先に立っているようなところがある。
宮城県の教育委員会が、一部の県立高校で定員割れが続いていることを受け、全国か
ら生徒を募集する制度について協議したと言っている。
私の地元の県立高校も定員割れを続けているが、普通科に併設している水産科が県外
からも生徒を集め、個性を発揮している。
町や同窓会が応援していることも見逃せない。
PTA関係の人たちのところにホームステイしているというのもあるとか ・・・。
スポーツでも、そんなことが実現すればいいなと思っている。先の高校ではレスリン
グ部の活躍が見られる。
私は言い出しっぺにはなれないが、そんな動きがあったなら協力したい。
少子化は、生徒の私立高校への流れもつくっているが、地元の公立高校を応援する。
春遠からじ、受験生がんばれ !