二月最後の3日は、この冬の残りの寒さがやってくると言われていた。
予報通り晴れてはいたが、北西の風が強くて、風に乗って乾いた雪が舞った。
気温は10℃には届かず、背中を丸めて暮らした。
そして、冷たく暮れた。
18時少し前
少しだけ明るさが残っている空に、三日月と金星がきれいだ。
雪を散らつかせた雲が、ちはぎれて飛んでいる。
1時間もしないうちに、ニュース速報が出た。
安倍総理 来月2日から全国すべての小中学校 高校などについて
春休みに入るまで臨時休校とするよう要請
感染拡大を抑制する一手かもしれない。
私に真っ先に浮かんだことは、高校や大学での入試どうするかだった。
受験生にはもちろん、学力の準備は変わらないが、試験の雰囲気が見えない。
学校は、この受験に向けた直接的な指導をする機会がなくなる。
一年間の児童生徒の学習を評価する作業がある。さらに結果を記録して残す。これには法的(同等)な裏付けがあり、軽視出来ない。内申書の基礎資料になるのはもちろん。
二学期までの評価で行えばよいが、評価の機会が減ってしまう。
そんな経験がないから年越し苦労だろう。