WTAの勇気

 

 WTA(女子テニスツアーを統括)のスティーブ・サイモン最高経営責任者は、香港を含

めた中国で開催予定の大会をただちに凍結する、と声明を出した。1日

 

   中国共産党の元高官から性被害を受けたと告発した、中国出身でプロテニス選手

  の彭帥ポンショワイさんと自由に連絡が取れない問題への対応だ。

 

         

         f:id:komut:20211202202635p:plain ロイター

 

 
   彭帥さんの告発を受け、WTAは透明性のある形での調査を中国側に再三要求して

  きたが、状況が進展しないため、理事会と相談した上で決めたと言っている。

  

 

   「残念だが、中国側は信頼できる形で向き合ってくれていない。どこにいるか

  は分かったものの、彼女が自由かつ安全で、検閲や強制、脅迫の対象になってい

  ないかの疑いがぬぐえない」と。 asahi.digital

 

 

 IOCが11月21日に確認したするバッハ会長とのオンラインでのの直接会話も、

    懸念は解消できていない、とスタンスを変えてこなかった。

 

 

 中国外務省は、

    スポーツを政治的に利用する行為には断固として反対すると、短いコメントを

   述べただけだった。2日

 

 

 来年2月からのオリ・パラ開催の話題になってしまう。

 WTAの声明は、国際社会に大きな反響を呼び、その勇気が評価されるだろう。