大きな会社の成績不振

 

    宇都宮市の文房具・事務機器卸売りの中川文喜堂が、事業停止し、破産申請

手続きの準備に入ったという。

                 

                                  

  

    1953年創業、資本金は5400万円。北関東エリアに文房具店や事務機器販売店

   卸していた。事務用品通販会社の台頭、事務機器メーカーによる直売の拡充等か

   ら、顧客の小売店が行き詰まった。卸先が減少、メーカン系等との競争から採算

   性も悪化、赤字から債務超過状態、資金繰りにも窮した。負債総額約5億円。

 


 私はその小売店から文房具店を買っていたから問屋の名前も聞いていた。

 時代の流れは怖い。務機器なら量販店に行ってしまうだろう。

 

 

 

 同日、益子焼の窯元が民事再生法の適用を申請するというニュースがあった。

 あの大きな、陶磁器製造販売の「つかもと」。

   

    1864年創業。益子焼の製造・販売。店頭販売に百貨店やギフトショップにも販

   路拡大、1998年2月期には約25億5200万円の売上。益子焼全体の市場が縮小す

   る中で、新型コロナ感染拡大により同町を訪れる観光客が減少、販売不振が経営

   を圧迫。21年2月期売上高は約2億9000万円に落ち込んだ。負債総額約9億円。

 

 

 2つの大きな会社の、破産申請手続きの準備、民事再生法の適用申請には驚いた。

 振り返ってみると、7月から8月上旬にかけて、7件の大きな倒産(同等)があった。

                                n-seikei.jp/webpages/kanto.html

 取引会社、従業員 ・・・ とショックが拡がっているのだろうとしか言いようがない。