エリザベス女王が亡くなられた。
滞在先の英北部スコットランド・バルモラル城で、96歳だった。
在位期間が70年と約7か月、英歴代君主として最長。英史上最高齢。
英の安定と国民統合の象徴として、絶大な人気と尊敬を集めてきた。
国家的支柱を失った英は服喪期間に入り、新たな時代を迎える。
新型コロナウイルスのパンデミック後に国内の格差問題に取り組み、
英の「水準押し上げ」を目指す政府の方針を表明した。
「英国の母」と呼ばれていた女王の死に、ロンドンのバッキンガム宮殿前に花束を持っ
て死を悼む人が続々と集まった。最後のお別れ、国葬は19日に行われる。
人生の全てを国民にささげてくれた、感謝したい と、
人々は国歌を歌い、涙を流した。
新国王の誕生を祝うエールも時折響き、冷たい秋雨が一時やんだ夕刻の空に
大きな二重の虹が架かった。女王の最後のメッセージだ と言っていた。
日本国内で、議論や混乱を巻き起こしている国葬とは大違いだ。