いろはかるた

 

 ふと思い出した。

 小さい頃、正月には「いろはかるた」をやった。

 3学期が始まると、学校でもやった。その学年が終わる頃まで続いた。

 

          

         


 いろはかるたは、江戸時代後期に始まったといわれている。

 しかし子どもたちは、今そんなもので遊んだりはしない。

 

 かく言う私も、ふと思い出しただけ。

 今の環境や心境に合っていて、やっぱりな ・・・ などと思ったりするのだ。

 

 「いろはかるた」は月日とともに、言わんとしていることが表現が難解あるいは死

語になりつつある。

 差別的ニュアンスがあるものや、現代仮名遣いとの違いでなどで差し替えも行われ

て進化を続けているとも言える。

 

 

   い 犬も歩けば棒に当たる   ろ 論より証拠   は 花より団子 ・・・

 

 この 「い」、 でしゃばると思わぬ災難に遭うという戒め。また、じっとしていない

で、何でもいいからやってみれば思わぬ幸運にあうことの例え。

 

 災難に遭うという意味と、幸運にあうことの意もある。前後のニュアンスで意味を解

釈する必要がある。


      

               

 

 

 聞く方が話す方と近い舞台にいれば、話の真意はよく分かるだろう。