遅ればせながら、新じゃがの季節を感じている。
近くの老婆が、持ってきてくれた。
私が野菜など何も作ってないのを知っていて、時々届けてくれることがあった。
新じゃがだ。
体を曲げて、大きなビニル袋に、一杯に詰め込んで。もう、袋を引きずるようにして …。
それこそ上半身が地面と平行になるくらいに曲がっている。
老婆は、先日つれあいを亡くしていた。この暑さにもかかわらず、やっとの思いで野良に出た成果なのだろう。
ありがたくいただきます。
一番に、味噌汁にして、仏壇に供えた。老婆を知る父も母も、喜んでくれただろう。