霜月


 旧暦で言えば「霜月」(霜降月の省略とも)のとおり、一日一日寒くなって、霜が降りている。

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 結晶の形から六つの花と呼ばれる雪に対して、霜は三つの花とも言われる。水の花が訛ったものとも思われる。

 霜を降らす女神を「青女」と呼ぶらしい。
 霜凪という快晴無風の夜の女神の贈り物だ。

 山あいはやがて、寒々とした霜枯れの時期を迎える。

      霜がれのそれも鼻かけ地蔵かな  一茶