松の内明ける


 正月とはそもそも、歳神様をお迎えするための行事だ。松の内も同様に認知度としてはあまり高くないのが現状だと思われる。

 それを祝うためにお供えをしたり、飾りを捧げたりする期間は、地域によって異なる。今では一般的に、7日(七草粥)までとか、10日(鏡開き
前日)までとか思われているようだ。
 元々は、小正月である15日とされていた。       イメージ 1
 
 松飾りとは門松を指すが、歳神様が道に迷うこ
となく家に来るための目印で、家に歳神様の滞在
を示す印とも言われていた。
 いわば、歳神様が家にいらっしゃる期間のことだっだ。

    イメージ 2 なまはげは歳神様だ


 そして、それら正月の松飾り・注連縄・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やす「どんど焼き」が行われた。正月の火祭り行事は復活して久しいが、神事としての意味あいは少なくなっている。