大丈夫ではない

 
 「大丈夫」という言葉が、大丈夫ではない状況に時々出合うように
なってしまった。

イメージ 1   友だちの誘いを断るときに「大丈夫」を使うという。
  ノー、の意味に使う若者が増えているというのだ。

   タクシーから降りる時、運転手から「領収書はいります
  か。」と聞かれて、「大丈夫です。」を使うか。

 あるアンケートでは、「使う」と答えたのが、20歳代で約70%、60歳代以上で約10%とある。


  明鏡国語辞典(第二版2010年発刊)は、採り入れた。
   「相手の勧誘などを遠回しに拒否する俗語。そんな気遣いは
   なくても問題はないの意から、主に若者が使う」と説明。
    例文:「お一ついかが?」「いえ、大丈夫です。」


 あるニュース紙面で、「感謝しつつ断ることで、婉曲に断れて便利とも言えるが …。」とするコラムを読んだ。

「許し難い」と言っても、仕方がない。