那須を歩く


 仕事の合間をぬって、那須を歩いてきた。

 通勤の道からでも見えるが、今日は茶臼に向かって行った。
 噴煙も見えて、まずどこから撮ろうかと裾まで来てしまった。

 裏街道の大島から北温泉入口に向かって上ってきて、茶臼に白いズミがかかり、ロープウェイも見えたので、最初の風景とした。

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 鉱山事務所跡の駐車場に車を置く。満車状態。
 トレーニングのつもりで、マラソンのスタートのような登り。
 
 早速、赤紫が強いヤシオツツジコントラストにガマズミの白、ナナカマドの新芽の明るい緑の出迎えを受ける。

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 額から汗が垂れそうだ。
 歩くのが遅い人がいて、私のペースを落としてくれる。

 「ヤッホー」とこだまを試す子どもたちを追い越し、朝日岳の北側の崩れを見ながら峰の茶屋を過ぎる。

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 ここまで、33分。休んでいる人、写真を撮っている人 …。
 ここから茶臼山頂へは向かわない。気持ちが、先を急かす。
 茶臼の裏側を牛ヶ首に向かう。

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 ここへ来ても、高齢化の波に合う。

 硫化水素を含む水蒸気を盛んに吹き上げる無間地獄を見ながら進む。
 眼下に姥が平、ひょうたん池を、そして遠くに福島の方の山々を見る。今年はもう雪をかぶっていない。
 
 20分程度で牛ヶ首に着く。木製のベンチで休む。
 本当は、休憩をとっているどころではない。本当の目的は、その見上げるところ、日の出平あたりのミネザクラを見に来たのだから。

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 日の出平の方を見上げる。あの薄紅色のかたまりミネザクラだ。
 エネルギーと水分を補給して、心を落ち着かせる。
 多分、今年は満開にはなっていないだろうから。

 歩き始めれば、10分もしないであの桜の中に入れる。
  (私の会った今年のミネザクラは、後日「さくら」で紹介したい。)


  (東京六大学野球ー明治大 柳先発打線3点 星2回6人抑え優勝)