セミの突撃に遭う



 打撃練習のボールが大きく逸れて、校舎近くの小さな木立の方に行ってしまった。
 そんなのを拾いに行くのも私の役目としている。

 あった木の根元。ゴルフ場でなくてよかった。
 

 木から飛び立ったアブラゼミが、私の頬にいきなりぶつかってきた。

 「木と同じ顔色だけど、間違えんなよ。」



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 足元に、暑さも和むキツネノカミソリもあるからいいよ、許せる。



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