台風11号の襲来で、3,4日涼しくなるのかと思われたが、日中30℃を超える日々が、葉月末から長月に引き継いだ。
つくつくぼうし ツクツクボウシ も、まだ終わらないと、戻ってきた。
蝉時雨が、川俣英夫記念館に迫る。
こだまして、声の波が私に寄せる。
ツクツクボウシは、漢字で「蛁蟟」とも書くらしい。
鳴き声が「つくつくぼうし」と聞こえるから付いた名前なのか。
八月の終わりを、行く夏を惜しむかのように、
つくづく惜しい つくづく惜しい ・・・ と聞こえる。
朝夕少し涼しさも感じられるようになってしまって、
暮らしの様々に、なかなか思うままにいかないことに、
「つくづく憂し つくづく憂し ・・・」と聞こえてしまう。