十三夜



 今夜は十三夜のはずだ。
 曇っていて、月の顔など見えない。

 十五夜も見られなかったので、何日か前から十三夜こそ、と思っていただけにがっかりしてしまった。
  
   月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月

 十五夜にすすきと里芋しか供えなかったが、「栗名月」「豆名月」だから栗や豆をと準備しておいたが、意欲は削がれた。


 あとは、十日夜しかない。とうかんや。 
 旧暦10月10日(今年は新暦で11月8日)に行われる収穫祭で、月見の行事ではない。東日本を中心に残っていると言われている。

   地方により様々だが、稲の収穫を祝って稲の茎をたばねた「わら
  づと」」や「わら鉄砲」で地面を叩きながら唱えごとをして地面の
  神を励まし、作物にいたずらをするモグラを追い払っているという  
  映像を見る。


                         イメージ 1         
   案山子かかしは、田の神様。
   案山子にお供えものをして、お月見をして
  もらうのは、十日夜に天に帰るからという、
  言い伝えもあるという。Wikipedia など