核兵器禁止条約制定に反対


 月末になって、国内のお祭り騒ぎの向こうで、外交的な問題で自らの「態度・意向」を明確にしなければならない場面が相次いでいる。

  米 核実験
イメージ 1  27日夕方(日本時間28日朝)、ニューヨークで開かれ
 ている国連総会第1委員会(軍縮)で、「核兵器禁止条
 約」制定に向けた交渉を来年開始すると定めた決議
 が、賛成123反対38棄権16の賛成多数で採択された。


 驚きは、日本が反対したことだ。
 唯一の被爆国として核廃絶を訴える国の取るべき行動だろうか。

     米国は採決前、日本や北大西洋条約機構(NATO)諸国に
    反対投票と交渉不参加を強く求めた、のに対して、

     日本が、米国の「核の傘」に依存する姿勢を鮮明にした
    ことは、多くの国々を失望させたに違いない。
         (岸田外相の反対理由:核保有国と非核保有国の
         対立を一層助長する。)
                       核実験が行われたカザフスタンの絵 イメージ 2

 
 核保有国の米英仏露など38カ国が反対した。

    オバマ米大統領は、
       広島で「核なき世界への勇気を」と訴えたが、
                この行動は明らかに矛盾する。

 日本は、核抑止力論からの脱却を先導すべきだ。