その赤の続き


 今日5日は小寒、寒の入り。
 東日本の山でも吹雪になっていたようだ。
 少し平らなところでも、夜まで5~8m/s.の風が吹きまくった。
 まさに、暦通りになった。
イメージ 1

 それでも何故か視界に、赤があった。        
 語呂合わせの「いちご」のせいだろう。
 (いちごの日は、15日だそうだ。全いちご消費拡大協)


 「いちごの日」という短編小説がある。

 イメージ 2 「薬菜飯店」にある。作品は相変わらず奇抜だったり
 幻想的だったりするが、まず読む価値がある。
  「パプリカ」あたりから色々試していると言っている
 が、なかなか ・・・。その言葉をうかがうことか出来る。
  比較的新しい「聖痕」や「モナドの領域」などの出発
 点が、そこらにあったのだろうか。


 いちごを食べながら、「いちごの日」を読んでみよう。

    世界一の美女と思わせていた子を誕生日に大きなホールで
   ライブをやらせて、そこで生まれて初めて鏡を見せて、みん
   なで世界一のブスと教えてやるという企画をやろうする。
    しかし、それが事前にばれるのだった。それで彼女は悪魔
   と契約して、ホールをおわんに、観客をいちごにみたてて、
   ミルクを注いで食べてしまうだった ・・・。


 暦通り寒くなっていくだろう、いちごも旨くなっていくだろう。