トウカイザクラが先


 天気の話題しかない。
 そのくらい気温が上がらず、行動が鈍い。

 ヒーターを点けても、室温が設定以上にならないから自然に止まらず
に、3時間温風を出し続けている。
 南の方では雨、箱根は雪だと言うから ・・・。

 人は寒いと思っているが、植物はそれに耐えて、わずかに春を進めて
いる。昨日のカタビラがそうだった。31日の最高10.3℃、1日9.8℃。


 ソメイヨシノに先がけて、トウカイザクラが咲き始めた。


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 たくさんの細い枝を空に向けて、箒を逆さにしたような樹形でさく。
 近づいてみると、花びらの色は濃い。

 卒業式や入学式の時などに、式場や壇上の飾花によく使われる桜だ。
 ものもとシナミザクラやコヒガン、カンヒザクラなどの交配種らし
い。栽培種が畑の隅や道路の脇に植えられ、無造作に枝を伸ばしている光景に出会う。


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 ピンクの花弁には、縦皺が目立つ。 萼片は三角形で根元のほうに浅
い鋸歯が1つ2つ。萼筒は萼片に近いほうに横皺。

 室内に飾られるのは、ケイオウザクラ(啓翁桜)とも呼ばれて栽培され
て、むりやり咲かされたものだから、少し色白だ。

 ほんとに、次はソメイヨシノの番なのだが ・・・。