古本価値あり


 古本屋で、探している本にやっと出くわした。
 

     イメージ 1 文学部唯野教授 筒井康隆


 筒井康隆と言えば、パロディやスラップスティックな笑いを得意とし、初期にはナンセンスなSF作品を多数発表していた。1970年代よりメタフィクションの手法を用いた前衛的な作品が増え、エンターテインメントや純文学といった境界を越える実験作を多数発表している。

 2012年朝日新聞(断筆宣言をした関係)に連載された『聖痕』。
 2015年発表の『モナドの領域』を、著者自ら「わが最高傑作にして、おそらくは最後の長篇」と宣言した。「巨匠が小説的技倆と哲学的思索の全てを注ぎ込んだ 超弩級小説」との評もある。

 筒井を読む「価値」を確認する。
 この「第7講 受容理論」 だけは「論文を書くため」に読んでいた
が、今度はより気軽に読めそうだ。
 ただ、読むあとから、忘れていくだろう。

    筒井康隆 文学論 三部作(私見) イメージ 3 イメージ 2


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