皐月の雨と酒


 目を覚ますと雨の音 ・・・。
 今日は、いや今日から外でやらなければならないことがあったのに、
これには参った。
 昨日までの失策の涙雨か、雨読に勤しめということか。

  仕方ない。縁側の座椅子で本を広げる。
   このごろ、こんなのから遠ざかっていたからなかなか進まない。
   頁を戻って内容を確認する。その繰り返し。

 居眠りをしながら続く。
 そして、こんな日は、夕方が早くやってくる。


 もう酒を飲んでもいい頃合いだろうと出してくる。


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    ヌーベル月桂冠は、「古いものを基にした新しさ」という
   意味のフランス語「Nouvelle」から名付けたものとか。
    華やかでフルーティな香りと、米の旨みを感じながらもすっ
   きりした味わい、キレのある後味、の説明通り。  

    そばに、圧力鍋が勝手に炊いた骨付き豚と大根。
    ワイングラスでいくのがいい。

 暦を見たら、旧暦で五月に入っていた。皐月は、もう仲夏だ。
 水無月の雨をを思わせる。