二日目は、北海道に渡る日だ。
弘前からゆっくりと始まって、のんびりとした移動日になるはずだった。
誤算に気づいたのが、津軽鉄道の金木を訪ねようとしてからだ。
4両編成で全席指定。事前の予約が僅かに残っていた。
五所川原まで行くが、金木に行ったら後がない。
それでも金木の太宰の生家斜陽館をみたいと思って、タクシーで行くか貸自転車で行くか考えたり聞いてみたりしたが、1時間ほど上りを待つことになった。
静かに東北弁が心に響く待合室で、少し年上だろう人と話をすることになった。
上りの「リゾートしらかみ」で、私と同年代だろう女性と座席のことで話題が持てた。私と同じ「大人の休日倶楽部パス」を使用。東京の人。
座席が広く快適
そして、終着「新函館北斗」。
駅構内では全て防護策の中
北海道新幹線はここまで。
在来線の室蘭本線に乗り換えて札幌に向かう。
明日札幌まで行くが、宿が取れなかったので苫小牧で降りる。
新幹線から室蘭本線へ
気温が27℃までも上がって天気がよかった北東北と南北海道。
まだ、日没までに余裕がある苫小牧から、特急スーパー北斗が札幌に向かった。
今朝8時49分に、リゾートしらかみに乗ってから9時間余。
昨日からの累積、1,056.9km。
ほとんど列車に乗っていて、変わる車窓の景色にビールを飲む暇がなかった。
不思議な2日間だった。食べるものも、無意識に走ることに向かっているようだ。
明日は午前中札幌市内を歩いた後、いよいよ函館に入ることになる。