師走ともなれば、ゴルフは冬日の中で行われるのは普通のこと。
暖かなウェアとか、防寒グッズとか言っているくらいなら楽しいが、ここらでは朝の気温がマイナス5℃あたりまで下がる寒い、寒い。
時としてデータから外れた日に出くわすと嬉しい、楽しい。
冷たい風もほとんどなく、14℃まで上がったらしい。
こんないい日に、枯れてはいるが芝の上で動けるのは気持ちいい。
この幸運はプレーにも出て、仲間にも「ナイス」の声や笑顔が広がって、ホールが進む。
このゴルフ場に客がたくさん入っているのは、
昼食がバイキング方式だからだというのが、もっ
ぱらの評判だ。今日の幹事も、それにのった。
そうしているうちに、陽が西に傾くのがはやい。
グリーの上でも、相手のパッティングラインに影を落とさないよう、自らが打つ目印を決めながらさっさと動く。
かつての職場の仲間だが、最少のストローク数に留めたい。
右ドッグレッグのパー5はショートカットで、バーディーに挑戦。
2本目の松をかすめる
ほとんど日が陰っている。木の間からもれたのが横からさしている。
やっぱり。フェアウェイに出きらない。バンカーの縁に近いところ。
気温も下がって身体の回転も鈍り、ボールも飛ばなくなっている。
「いい天気」の幸運を味わっているうちに、ハザードが増えてしまって
計算通りには行かないままホールアウトした。