トリガーを引いた発言

 
 前代未聞の「決裁文書改ざん」の解明のために、佐川前理財局長が証人喚問に呼ばれた。
 しかし、佐川証人の46回に渡る「拒否」が繰り返され、解明は少しも進展しなかった。

 これは、2017年2月17日衆院予算委員会で安倍首相が、
 
    私や妻が関係していたということになれば、間違いなく
   総理大臣も国会議員も辞めるということを、はっきりと
   申しあげておきたい。 

と発言したことによる、とある人が言った。なければ、改ざんもなく、職員も死ななかっただろうと。


 この発言が、トリガーを引いた、と。


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   組織のトップがある発言をすると、部下はその事を完全に
  成し遂げようと必死になって行動する。

 いつになるか、私たちは、その部下が慣習的な流れに背を向けて真実
を語るのを待たなければならないのか。話さないこともあろう。