スローペースのレースは、35kmで先頭集団が5人に絞られ、37km以降はエルハサン・エルアバシ(バーレーン)との一騎打ちになった。
勝負は競技場内までもつれ込み、最後の直線で井上が競り勝った。
42.195kmを走って、タイム差ゼロ、見た目の身体一つで吉田が金メ
ダルを獲った。
吉田は、昨年8月ロンドン世界選手権で、失速し26位だったが、
2月の東京マラソンで、日本歴代4位の2時間6分54秒を出した。
もう一人の園田隼(29)は4位で、吉田に-42秒 。 2時間09分
34秒(2018年2月・別府大分毎日マラソン)の記録で臨んだ。
優勝の結果と、東京と似た気象条件に対応できたことが、
これからの選考会への調整に好影響となるように期待しよう。