本屋で音楽を流すのは何故


 今、一番危険なところは、人が集まるところだ。
 電車やバス、駅などの人混みは、influ-virus で一杯だろう。
 私の職場は凄い。あっちもこっちも、みんな罹患している。
 「採点」しなければならないんだが、長居は無用。


 こんなとき心地よいのは、本屋だ。古本屋がいい。


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 平日、昼時からのここは、最高の筈。
 古本屋にも、椅子が置いてあったらいいんだけど ・・・ねー。
 まあいいや。足腰丈夫なんで。


 ところが店内のスピーカーが、
               なんとかの、アメリカ ・・・

   五月蝿いは、五月蝿いは。

 本屋に流れている音楽は五月蝿いと思っていたが、今日のは酷い。


 
 いい本を選ぼうとか、いい本を読もうとか言ったって ・・・。
 これでは無理だ。
 私も(メモも何にも持て来なかったから)、探している文庫本の、タイトルも、著者も出て来ない。
 私に、認知症が始まっただけなのだろうか。


 本を整理する店員が本棚のむこうで、「こんにちは。いらっしゃいませー。」と呼び掛ける。マニュアル通りなのかい。
 誰も、そんな言葉を期待してはいないよ。

 追われるものがないので、思い出すまで本棚にも向かうことにした。
 著者が五十音順に並んでいるのか、出版社別に分類してあるのか、分からなかったことが原因だと気が付くまでに、30分かかった。

 比較的新しい文庫本は、装丁はいいが400円も500円もして、軽い。
 古い(古典的なもの 読まれなかったもの)ものは、108円で缶コーヒーよりも安い。
 youtube で、「America」 いや 「U.S.A.」をdownloadしたらいくら。