雛の日に


 雛の日に、ちょっとだけ離れている姪たちの健やかなる成長を祈る。

        下の弟の娘たちは、もうとっくに母になって自らの子 
       をしっかりと腕まくりで育てている。
イメージ 1  上の弟には、まだ中学生の女の子があり、親子で悪戦
 苦闘の日々を過ごしているようだ。
  雛飾りを出した聞いたが、母が生前に嫁に行った長女
 のために贈ったものだったろう。
  娘孫の幸せを祈ることに違いはないが、お下がりはよ
       くないらしいよ。願いにかわりはないが。

 暮らしが豊かになったせいか、復古を懐かしむ心が溢れているせいか、雛人形もあちこちで見ることが出来、そっと願いをつぶやく。


      イメージ 2 与一の郷


 娘たちに幸あれ。
 君にも、そう願っているのに、わからないのか。