今や、「2000万円問題」になってしまった。
国会でも、その外でも、政府・自民党が火消しに躍起になっている。
3日、金融庁が公表した「高齢社会における資産形成・管理」と
いう報告書だ。
夫が65歳以上、妻が60歳以上の夫婦のみの無職世帯を平均すれ
ば、毎月の赤字額が約5万円だというのです。そしてこの状態が
30年続けば約2000万円不足するとして、
①若い時からお金を蓄え、
②定年後もなるべく長く働き、
③働けなくなったら倹約し、
貯めたお金を長持ちさせましょう、と言っている。
さらに、安倍首相が国会で、「年金100年安心」と言い張る根拠をまったく提示できなかったどころか、
「止めろ」と言われる程長々と要らぬ説明をして、火に油を注いだ。
これでは、「人生100年時代」は、お金の不安におびえるだけだ。
「100年安心」どころではない。
良識のある国民なら、「NO!」を突き付けるだろう。
参院選を待たずとも。