隣の老夫が突然来た。
こちらに、会う用事はない。もしかして不祝儀か …。
私が住む山間の地区には、未だに葬儀の手伝いをする習慣が残っているから、
その相談に自治会の班内を言い継ぐためにやって来たのかと思った。
あかんべい!ではない
誰かが、私の安否を尋ねたと説明した。
そして、元気だよねと、頷いて行った。
私は、誰が聞いたのかと問わないで、面倒をかけたと挨拶した。
暮らしも縁も近い人ではないのだろうと思ったからだ。
そういえば、一人暮らしの同級生が亡くなっていたと聞いた。
同じ紙面で私の様子の一部が報じられていたを、見なかったのか。
(かつてお世話になった方から、先に連絡をもらって入る穴がなかった。)
憎まれっ子世に憚る、でいい。
結構ボランティア的な活動をしているつもりだが、
何にもとらわれない気ままな暮らし、ずっと若い頃
から続けているの私を快く思っていない人が、少な
くないことは感じていた。
恵まれた環境、先輩の取り上げに甘えてきた。
元気でごめんなさい。