雨と雷は、私を追いかけていた。
帰宅してまだ家に入る前に、ピカ・ゴロ・ザーとやられた。
急いで駆け込むと、滝のように降っているやつだ。
雷の音も地震のように、ガラス戸を震わせている。
17:55
雨だけでも止むまで、締め切ったところで我慢しなければならない。
まるで業・拷だ。
ああ、子どもの頃は夏の間、毎日がこうだったと思い起こした。
父も母も、祖父母も、弟たちも、近くに集まって今日の出来事なとを話した。
全て雷が去ってから夜になったが、そう長くはなかった。
夕立だから間もなく上がるだろうと確かめた。
雨雷情報。
こんなのがあるから、待ち時間も短い。
日光ー那須の山々から南東に向かって滑り降りてくる
雷雲は、宇都宮辺りの県央部を東に走ることが多い。
ここらの人たちは慣れっこで、平気だ。3日は続けて
やってくるなどの言い伝えもある。農作物にもいいとか。
30分くらいで、やっていってしまうだろう。